夕陽のエンドレス
2005-12-31 Sat 10:12
夕陽を見ながら朝日も見ているといった顔で、猫は眠っていた。
渡り鳥が時間を渡る羽音のような目覚ましの音が、
羽ばたくように、一年よりも長い一日の終わりを告げた。
昨日のかけらが、川辺の石ころみたいにだんだん小さくなって、
見えなくなって、消えていくようだった。
エンドレステープの終わりのようだった。

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時の置き去り
2005-12-29 Thu 09:46
星のドーナツをくぐるライオンのような横顔で猫は眠っていた。
七福神が鍋をつついているような目覚ましの音が朝を告げた。
朝がゆっくりと、小豆色の夜を置き去りにし始めた。

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絵に描いた宇宙
2005-12-15 Thu 11:08
絵に描いた餅を食べる賢者のような横顔で猫は眠っていた。
宇宙新聞の一面を飾ったような、賑やかな目覚ましの音が朝を告げた。
ドカドカと音を立てて何気ない一日が始まった。

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丸い角砂糖
2005-12-13 Tue 18:02
角砂糖が優しく微笑むような横顔で猫は眠っていた。
朝がホワイトボードに落書きしているような
カサカサという目覚ましの音が朝を告げた。
よろめきながら朝がカナリア色の空気に溶け始めた。

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待ち人は待ち猫
2005-12-10 Sat 11:23
世界最後の待合室の待ち人のような横顔で猫は眠っていた。
心の隙間に2トントラックが突っ込んできたような
目覚ましの音が朝を告げた。
ガヤガヤと朝が音を立てて始まった。

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心の二重扉
2005-12-08 Thu 23:44
名もなき男の差し出した名刺のように白い横顔で、
心に手を当ててロボットは眠っていた。
心の二重扉に鍵をかける時の冷たい金属音のような、
目覚ましの音が朝を告げた。
よどんだ空気が空の水色に溶け始めた。

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2005-12-05 Mon 23:56
そっけない招き猫の泣き声のような目覚ましの音が朝を告げた
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2005-12-03 Sat 22:14
紅茶に紅葉が浮かんだような
そんな目覚ましの音が朝を告げた
目は覚めなかった

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