スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

静寂の月曜日

猫は草むらで息を潜めていた。
昨日は誰もいなかったグラウンドで授業が始まった。
チャンバラの授業だ。
秋風にそよぐ草のささやきの向こうでプラスチックな金属音が聞こえてくる。
遠い戦国時代のことを思わせる……
けれども、猫は歴史を超越した存在だった。
草むらの中から猫は飛び出した。




何度も巡ってきたけれど
ずっと苦手なままだった

昨日はまだそこにあり
明日ははるか先にある

だから今日が重いけど
自分で跳ね出していかなければ

顔を背けるほど
月曜の時間は長くなるから

近づいてくる
あいつの気配だけで
いつもいつも嫌になってた

純粋な時間は短くて
捕らわれた時が続く

だから今日が暗いけど
自分で照らしていかなければ

長く黒い闇の中
そろそろ自分で
星を探し始めよう

顔を伏せていると
月曜の時間は増えていくから

過ぎ去る昨日は惜しいのに
留まる今日は圧し掛かる

苦手なものは
自分の手で切り裂いて

過ぎ去るだけを望むなら

包み込まれてしまうだろう

静寂響く月曜の時間に





昨日は貸切のグラウンド。
いま猫は戦の狭間を、刀を抜かない侍のように駆け抜けた。
月曜のグラウンドに長居は無用だ……
無抵抗な先生が、斬られ役となって寝そべっている。
猫は構わず踏みつけて戦場を後にした。
その横顔は、憎まれる月曜日のように白かった。





スポンサーサイト

テーマ : 詩*唄*物語
ジャンル : 小説・文学

Comment

こんばんは。

ブルーマンデーはブルーマウンテンで
乗り切れるかキリマンジャロ。

こんばんは。

響わたるさん、コメントありがとうございます。

キャンペーンでありましたね。
ブルーマンデーを乗り切る運動が…(なかったかな?)

ブルーを乗り切るためにはカフェインの力も必要ですね!

ブルーマンデーはブルーベリーに
一週間まるまるヨーグルト♪

月曜の近づいた重いため息のような重苦しさが・・・笑えます。
チャンバラの授業や斬られ役の先生。。。猫の住むユニークな世界は奥が深いです。。

あおはさんへ

あおはさん、コメントありがとうございます。

どの日も本当は同じはずなのに、暦の作り出す魔力はすごいものですね!
本当に重苦しいのは、日曜の夜であったかもしれません。

チャンバラ授業は、一体いつの時代、何の学校なのでしょうね?
情報が少なすぎて、わけがわかりません(^_^;)
少なくとも先生は全くいいところが、なかったようです(笑…)

猫の周りには、ささやかな不条理が付き添っているようです♪





非公開コメント

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク(相互、片道、色々…)
最近の作品
最近のコメント
プロフィール

junsora(望光憂輔)

Author:junsora(望光憂輔)

おかしな比喩を探し求める内に
いつしか詩を書きはじめました
たいした意味などありゃしない


旅の途中の紙くずたち
今日も散らばって行こう
いつも破り捨てられても

猫と婆とそんな横顔はリンクフリー
「喜多さん、いいとこばっかじゃねえか」

最近のTB / 返詩
そんなカテゴリー
折り返し地点

『折句ストレート』

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリー素材のある場所

・天の欠片
・e-素材web
・素材屋さんromance.com
・アイコンワールド




RSSフィード
月別アーカイブ
フリースペース

フリー百科事典
『ウィキペディア』












































 

「行き先のないバスに乗って
 あてのない旅をしています」

「僕たちは心の旅をまだ
 始めたばかりなんです」



「この場所は自由な場所。
 本当に自由すぎる」
「でもまだ足りないんです」





「春の足音を、
 しばらく前に、聞きました。
 私はもうとけてゆきます」
「大いなる誤解が
 とけていく速度で…」






『落書き』

偶然たどり着いたこの場所
あなたは何を探していたのです

求めるものと目の前にあるもの
それはどれほど違っていても
みかんの色は変わるのです

あなたという存在が
あなたを囲む海や人や森が
歌い励まし騙し傷つける頃
空想の世界の中で
生まれ変わるならば
いつかそれは
求めるものと同じであったか
近づいていくこともあるのでしょう

偶然目に触れた落書きに
こんなことが書いてあるとは
思わなかったでしょう
だからそれを望んで
これを書いたのです

少し時間を
無駄にさせてしまったね






『空白の壁ときみ』

壁が空いているから
ここを詩で埋めようかな

何も書くことはないけれど
何もない時だって
詩を書いていいんだよ

何もなくても
聴きたいときがある
きみの声を

点滅するバスは
行き先を決めかねているけど
もう詩は出発したよ

年中融けない雪だるまが
上で見てるんだ
これでまた融けにくくなった

壁が空いているから
サンドイッチのない詩を
猫に内緒で書いてる

見つかると嫉妬するからね

寝静まった頃静かに書いて
きみもやっぱり静かに読む

見知らぬきみ
またここで落ち合おう

きみの空いてる時間にね






『そんな横顔』

獣のような 大声で
どこかで 叫んだケダモノ
気高さを保ったまま
毛玉を嫌う ケダモノ
そんな生き物が いるのだろうか

僕らは 
不思議な生き物を見るような目で
不思議な生き物を眺めるんだ

1000年前から生きてるみたいに
落ち着いて 慌てない
何でも知ってるような
そんな横顔で
質問には 答えることもない

それでも 僕らは
昨日生まれた ばかりのような
そんな横顔 してたんだから
不思議な生き物 眺めるような
そんな横顔 してたんだから






『片隅』

ノートの片隅に
詩を書いている
誰に見せる
あてもない

頭の片隅に
詩を留めている
未だ現れる
気配はない

カフェの片隅で
詩を書いている
誰に会う
約束もない

世界の片隅で
詩と向き合っている
そうしていると
寂しくもない






『できそこない道』

完成することのない
できそこない道を
僕は歩いている

進んでいるのか
戻っているのか
それさえわからない

それでもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている

つまずくことばかり
挫けることばかり
たどりつくこともない

どこにもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている






『なきうた』

理由もなく
泣きたくなるのです

二月が終わる頃になると
遥かなる距離を越えて
オレンジの光が
届いたのを知った時

理由もなく
泣きたくなるのです

小さな息吹が
青白い風の中に
溶け込む匂いを知った時

私は生まれるよりも
遥か前のことを
思い出しながら

理由もなく涙を流し
歌わねばならない
という理由において
歌うのです

遠い過去の人である
私の声が
あなたの元へ届く日を
想像したりしながら
























ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。