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夢のゲーム

「はぁぁぁぁー」
おばあさんは、飛行機雲のように長いため息をついた。
「おかしな夢だったよ…」
テーブルに肘をついて顔を傾けると、猫に向かって話し始めた。
けれども、猫は眠っていた。
破れたソファーの穴を爪でひっかいて、更に破壊を広げていた。
今度は魚のように二度、三度とひっくり返ってみせた。
きっと猫もまた夢の中で活躍中なのだ。
その横顔は、夢の競演をするファンタジスタのように光って見えた。


おかしな夢を見たんだ
夢はいつもおかしいけれど
人に言っても無意味だけれど

おかしな夢を僕は見たんだ
突然失点するところを見てしまったんだ
泣きたい気持ちで見ていたんだ

おかしな夢を君に言うんだ
僕のゴールで1点返した
いつの間にか僕はピッチで
僕がヨシを励ましたんだ

おかしな夢は途中で終わったんだ
夢は前半だけで終わってしまった
君に言っても仕方がないけど
人に言っても無意味だけれど

おかしな夢はいつも途中で
夢はいつもいいところで
僕を冷めた場所に連れ戻すんだ
やり残したことがあるんだけど

おかしな夢を僕は見たんだ
夢はいつも切ないけれど
君の共感も得られないけれど

夢はいつもそうなんだ
冷めた場所を少しだけ
夢見心地にさせてくれる

あと少し もう少し
いま僕は夢見心地
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Comment

ぽち。
夢はいいところで終わってしまうんですよね!
なんででしょう!

ありがとうございます

ノヴェリンさん、コメントあがとうございます。

夢の支離滅裂ぶりにはいつも驚かされます。
逆にあまりに緻密な構成の夢をみて驚くこともありますが(笑…)
夢には不思議なことがいっぱいです。

さて、明日は先取点を取られないように祈りましょう^^;


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junsora(望光憂輔)

Author:junsora(望光憂輔)

おかしな比喩を探し求める内に
いつしか詩を書きはじめました
たいした意味などありゃしない


旅の途中の紙くずたち
今日も散らばって行こう
いつも破り捨てられても

猫と婆とそんな横顔はリンクフリー
「喜多さん、いいとこばっかじゃねえか」

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『ウィキペディア』












































 

「行き先のないバスに乗って
 あてのない旅をしています」

「僕たちは心の旅をまだ
 始めたばかりなんです」



「この場所は自由な場所。
 本当に自由すぎる」
「でもまだ足りないんです」





「春の足音を、
 しばらく前に、聞きました。
 私はもうとけてゆきます」
「大いなる誤解が
 とけていく速度で…」






『落書き』

偶然たどり着いたこの場所
あなたは何を探していたのです

求めるものと目の前にあるもの
それはどれほど違っていても
みかんの色は変わるのです

あなたという存在が
あなたを囲む海や人や森が
歌い励まし騙し傷つける頃
空想の世界の中で
生まれ変わるならば
いつかそれは
求めるものと同じであったか
近づいていくこともあるのでしょう

偶然目に触れた落書きに
こんなことが書いてあるとは
思わなかったでしょう
だからそれを望んで
これを書いたのです

少し時間を
無駄にさせてしまったね






『空白の壁ときみ』

壁が空いているから
ここを詩で埋めようかな

何も書くことはないけれど
何もない時だって
詩を書いていいんだよ

何もなくても
聴きたいときがある
きみの声を

点滅するバスは
行き先を決めかねているけど
もう詩は出発したよ

年中融けない雪だるまが
上で見てるんだ
これでまた融けにくくなった

壁が空いているから
サンドイッチのない詩を
猫に内緒で書いてる

見つかると嫉妬するからね

寝静まった頃静かに書いて
きみもやっぱり静かに読む

見知らぬきみ
またここで落ち合おう

きみの空いてる時間にね






『そんな横顔』

獣のような 大声で
どこかで 叫んだケダモノ
気高さを保ったまま
毛玉を嫌う ケダモノ
そんな生き物が いるのだろうか

僕らは 
不思議な生き物を見るような目で
不思議な生き物を眺めるんだ

1000年前から生きてるみたいに
落ち着いて 慌てない
何でも知ってるような
そんな横顔で
質問には 答えることもない

それでも 僕らは
昨日生まれた ばかりのような
そんな横顔 してたんだから
不思議な生き物 眺めるような
そんな横顔 してたんだから






『片隅』

ノートの片隅に
詩を書いている
誰に見せる
あてもない

頭の片隅に
詩を留めている
未だ現れる
気配はない

カフェの片隅で
詩を書いている
誰に会う
約束もない

世界の片隅で
詩と向き合っている
そうしていると
寂しくもない






『できそこない道』

完成することのない
できそこない道を
僕は歩いている

進んでいるのか
戻っているのか
それさえわからない

それでもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている

つまずくことばかり
挫けることばかり
たどりつくこともない

どこにもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている






『なきうた』

理由もなく
泣きたくなるのです

二月が終わる頃になると
遥かなる距離を越えて
オレンジの光が
届いたのを知った時

理由もなく
泣きたくなるのです

小さな息吹が
青白い風の中に
溶け込む匂いを知った時

私は生まれるよりも
遥か前のことを
思い出しながら

理由もなく涙を流し
歌わねばならない
という理由において
歌うのです

遠い過去の人である
私の声が
あなたの元へ届く日を
想像したりしながら
























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