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みんなの太陽

「今日はまた暑い日になりそうだね…」
おばあさんは、ポツリポツリと雨のようにしゃべり始めた。
昨日までの雨がまるでうそのように、太陽が本当のように顔を出している。
燦々と降り注ぐ日の光ではなく、それはギラギラと照りつける炎のようだった。
シルバーカーの上に開いた傘の下で猫は、炎を凌いでいた。
傘というのは、色々と役に立つものだ…
昨日と違う傘の色を見ながら、猫は少しまどろんでいるようだった。
その横顔は、消えかかった太陽のように小さく丸まっていた。


空を見上げれば
私は優しい太陽に
両手を広げて日光浴

空から落ちてくる
あなたは恐ろしい太陽に
傘を広げて逃避行

空から降り注ぐ
私は愛しい太陽に
心を広げてこんにちわ

空から焼き尽くす
あなたは忌まわしい太陽に
心を閉じてさようなら

優しい太陽は恐ろしい太陽
愛しい太陽は忌まわしい太陽

素敵な太陽光線
無限に広がる宇宙を抱くように
私は光を近づける

不敵な太陽光線
花瓶に群がる幼虫を掃くように
あなたは光を遠ざける

やがて日は落ちて
夕暮れの老いた太陽は
あなたの頬も赤く染めるほどに

優しい太陽は夕暮れの太陽
穏やかな太陽は夕暮れの太陽
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Comment

はじめまして。
とても素敵な詩を書いていらっしゃるんですね!
気に入りました。リンクさせていただきます。
同じ太陽でも受けるものによって感じ方は様々。
どうせなら肯定的に受け止めたい!
また訪問させていただきます。

はじめまして

ノヴェリンさん、はじめまして。
素敵といってもらえてうれしいです ^^

同じ太陽が光を送っていても、それを喜んで迎え入れる場合もあれば、恐がって遮ってしまう場合もありますね。
何か不思議な感じがしてしまいます。
あるいは、太陽を人間に置き換えてみてもそのようなことがあるような気がします。
長所をみることから入ると、肯定的に受け入れられることの方が多いようです。

リンクしてもらってありがとうございますv
こちらからも貼らせていただきますねvv

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おかしな比喩を探し求める内に
いつしか詩を書きはじめました
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『ウィキペディア』












































 

「行き先のないバスに乗って
 あてのない旅をしています」

「僕たちは心の旅をまだ
 始めたばかりなんです」



「この場所は自由な場所。
 本当に自由すぎる」
「でもまだ足りないんです」





「春の足音を、
 しばらく前に、聞きました。
 私はもうとけてゆきます」
「大いなる誤解が
 とけていく速度で…」






『落書き』

偶然たどり着いたこの場所
あなたは何を探していたのです

求めるものと目の前にあるもの
それはどれほど違っていても
みかんの色は変わるのです

あなたという存在が
あなたを囲む海や人や森が
歌い励まし騙し傷つける頃
空想の世界の中で
生まれ変わるならば
いつかそれは
求めるものと同じであったか
近づいていくこともあるのでしょう

偶然目に触れた落書きに
こんなことが書いてあるとは
思わなかったでしょう
だからそれを望んで
これを書いたのです

少し時間を
無駄にさせてしまったね






『空白の壁ときみ』

壁が空いているから
ここを詩で埋めようかな

何も書くことはないけれど
何もない時だって
詩を書いていいんだよ

何もなくても
聴きたいときがある
きみの声を

点滅するバスは
行き先を決めかねているけど
もう詩は出発したよ

年中融けない雪だるまが
上で見てるんだ
これでまた融けにくくなった

壁が空いているから
サンドイッチのない詩を
猫に内緒で書いてる

見つかると嫉妬するからね

寝静まった頃静かに書いて
きみもやっぱり静かに読む

見知らぬきみ
またここで落ち合おう

きみの空いてる時間にね






『そんな横顔』

獣のような 大声で
どこかで 叫んだケダモノ
気高さを保ったまま
毛玉を嫌う ケダモノ
そんな生き物が いるのだろうか

僕らは 
不思議な生き物を見るような目で
不思議な生き物を眺めるんだ

1000年前から生きてるみたいに
落ち着いて 慌てない
何でも知ってるような
そんな横顔で
質問には 答えることもない

それでも 僕らは
昨日生まれた ばかりのような
そんな横顔 してたんだから
不思議な生き物 眺めるような
そんな横顔 してたんだから






『片隅』

ノートの片隅に
詩を書いている
誰に見せる
あてもない

頭の片隅に
詩を留めている
未だ現れる
気配はない

カフェの片隅で
詩を書いている
誰に会う
約束もない

世界の片隅で
詩と向き合っている
そうしていると
寂しくもない






『できそこない道』

完成することのない
できそこない道を
僕は歩いている

進んでいるのか
戻っているのか
それさえわからない

それでもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている

つまずくことばかり
挫けることばかり
たどりつくこともない

どこにもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている






『なきうた』

理由もなく
泣きたくなるのです

二月が終わる頃になると
遥かなる距離を越えて
オレンジの光が
届いたのを知った時

理由もなく
泣きたくなるのです

小さな息吹が
青白い風の中に
溶け込む匂いを知った時

私は生まれるよりも
遥か前のことを
思い出しながら

理由もなく涙を流し
歌わねばならない
という理由において
歌うのです

遠い過去の人である
私の声が
あなたの元へ届く日を
想像したりしながら
























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