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詩に飢えた狼

気がつくと、猫は無数の一匹狼の中に囲まれていた。
それは狼の群れではなく、それぞれに一匹ずつであり、無数という中では、ありえないくらいに互いに背を向けていた。
無数の遠吠えが、無数の一匹狼のアゴの中で韻を踏んでいた。
その圧倒的な光景の中では、猫も仕方なく猫の遠吠えをしてみせるしか生きる道はないのだ。
猫は、耳を緊張させながら、狼のように叫んだ。
けれども、その声は、セミの合唱の中に入り込む、さおだけ屋のブルースのように響いた。
その横顔は、シャンソンを歌うフクロウのようだった。


詩に飢えた 狼が野を駆ける
狭い巣穴を 抜け出して
聞き耳立てて 駆け回る
蜜を求める蝶のように
時を越えるイルカのように

詩に飢えた 狼が街を駆ける
血に飢えた 蛮人に追われて
癒しを求めて 駆けてくる
うそのように 逃げ出して
三日月の 足りない色を
言葉で 埋める

詩に飢えた 狼が夜を駆ける
喉は 言葉によって渇く
詩を求め 何度もそこに駆けてくる
星のように 近づいて
満月の 欠けた部分を
言葉で 満たす

詩に飢えた 狼が詩を駆ける
水を求める絵の具のように
絵になった鳥のように
ただ 詩を求めて
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Comment

言葉一つ一つがとても綺麗な詩でうらやましい~

うっとりしてしまいました。
今日は風が強くって木々が揺れています。気持ちまで揺れてしまいそうです^^;
なんて、ココロでは思ってもそう簡単に口に出来るセリフではありませんねww

ベタベタな詩や感情ばかりでは飽きてしまいます^^でも、私はほとんどそんな詩を書いているような気がすると才能ってなんなんだろう~って思っちゃいます 笑

でも、プロになるつもりじゃないからいいけどねwww

junsoraさんは詩が上手ですが、プロになるつもりはあるのですか?
また遊びにきますね。

なんか愚痴を吐いてしまい申し訳ございません^^

過去記事コメントありがとうございます

木の揺れの中に自分を浮かべたり、そうした発想は素敵ですね。
そして、そのような言い回しは好きです。

この詩にコメントもらえてすごくうれしいですvv
「詩に飢えた狼」というフレーズが妙に気に入ってそこからできたものです。
そうした狼を想像すると妙におかしかったりして、一人で面白がりながら…
こうした気に入ったフレーズとかがあると、それを中心にそれを一つのお題のようにして、その周りを飾るように作れます。
そのフレーズに愛着があるほど全体としても愛着のある詩ができる感じがします。この詩のように。
逆に、なんとなく作り始めたものは、なんとなく終わることも多いです(笑)

感情をストレートに表現するのも一つのやり方だと思います。
才能ってなんでしょうね? 好きであることとかですかね?
よく思うのは、歌でも映画でも人間でも評価されるケースは色々ありますが、私は良い悪いではなく、好きかそうではないかだと思います。
好きなものを好きである気持ちがあればよいかなと…

詩は続けていくのが、いいんじゃないでしょうか?
小説などとはまた違って、詩は日々にくっついている気がするんです。
生き物のように…
私にしても、愛着のある作品が書けることもあれば、そうでもないこともあります。
今日書けたとしても、明日はわからないのです。
けれども、続けていけば、書けるかもしれない。今はそんな感じです。

詩のプロというのがあるのかどうか、それは謎です。
詩の上手な人というのも、きっと無数にいるはずですし。
勿論、自作詩を出版したりしてる人などには憧れます。
けれども、今の世の中、ブログを一冊の本にまとめたり、そんな手軽なサービスもあるようですね。

愚痴混じりであっても、全然かまいませんよ。
この詩、気に入ってもらえてうれしいですvv

ありがとうございます!!

愚痴ばかりはいけませんが、たまにならしゃべってもいいですかね?w

今日は気分転換に外を散歩しました^-^
春休みほとんど家にこもってましたからww
病院や旅行以外でね@@


友人は車校に行ってしまうし、私は車校いけないし
バイトもできないので家にずっといたんです 涙




お題とかあるとつくりやすかったりしますよねw
私も高校の時に文芸部で毎回『お題』がでて、それにあった小説や詩などを書いて本にしてたんです^-^* そのほかにも、気に入った映画に沿って思った感情を唄にしたりすると結構いい詩ができたりするんですよね^-^^-^^-^

自作の詩を本にしてみたり・・・ん~~~@@夢のまた夢だゎww
どちらかというと写真を本にしたいかも・・・
HABUという写真家さんに憧れていて、私もあんな写真とりたい!!と思っているんですが、やはり機械音痴な私では最新のデジカメの使い方がわからないのですよね^^;

おっとっと、またしゃべりすぎてしまいましたね^^;
また遊びにきてくださいなw

ありがとうございます

こんにちは
外を歩いていると、思わぬお題に出会えたり、お題が向こうから歩いてくる時があります。
まあ、実際いつもそんなことばかりではないですけれど… いえそんなことは少ないです。
けれども、私はいつかお題探しの旅にでも出ようと思っているんです。
思っていることは、いつか実現するかもしれない。
ほとんどのことは思っているだけで終わる場合が多いのかもしれませんが…

逆に自分の内面と思い切り向合ったり、言葉とだけ向合ったり…
言葉を突っついていると、突然それがお題に変わったとか…
私はやはりどちらかというと文字派になるんでしょうね。
言葉から言葉を連想したり、韻を踏んだりするのがとても好きですvv

私は実は小説もずっと書いてみたかったんです。
描写の中におかしな比喩を使ったり、台詞を書いたり…
けれども、何というかストーリーがないというか…
何も出てこないというか…
だから、これも思ってるだけ(笑…)
気に入った映画に感情を乗せる方法は面白そうですね。

ミナゴロ@黄羅さんは写真が好きなのですね。
カメラの使い方は頑張って学ぶしかないでしょうね。
好きなものならきっと苦にはならないですよv
そういえば、写真と詩というジャンルでも、色々素敵なブログありますね。

また遊びにいきます。
きっと、過去の詩にコメントしますよv
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junsora(望光憂輔)

Author:junsora(望光憂輔)

おかしな比喩を探し求める内に
いつしか詩を書きはじめました
たいした意味などありゃしない


旅の途中の紙くずたち
今日も散らばって行こう
いつも破り捨てられても

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「喜多さん、いいとこばっかじゃねえか」

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『ウィキペディア』












































 

「行き先のないバスに乗って
 あてのない旅をしています」

「僕たちは心の旅をまだ
 始めたばかりなんです」



「この場所は自由な場所。
 本当に自由すぎる」
「でもまだ足りないんです」





「春の足音を、
 しばらく前に、聞きました。
 私はもうとけてゆきます」
「大いなる誤解が
 とけていく速度で…」






『落書き』

偶然たどり着いたこの場所
あなたは何を探していたのです

求めるものと目の前にあるもの
それはどれほど違っていても
みかんの色は変わるのです

あなたという存在が
あなたを囲む海や人や森が
歌い励まし騙し傷つける頃
空想の世界の中で
生まれ変わるならば
いつかそれは
求めるものと同じであったか
近づいていくこともあるのでしょう

偶然目に触れた落書きに
こんなことが書いてあるとは
思わなかったでしょう
だからそれを望んで
これを書いたのです

少し時間を
無駄にさせてしまったね






『空白の壁ときみ』

壁が空いているから
ここを詩で埋めようかな

何も書くことはないけれど
何もない時だって
詩を書いていいんだよ

何もなくても
聴きたいときがある
きみの声を

点滅するバスは
行き先を決めかねているけど
もう詩は出発したよ

年中融けない雪だるまが
上で見てるんだ
これでまた融けにくくなった

壁が空いているから
サンドイッチのない詩を
猫に内緒で書いてる

見つかると嫉妬するからね

寝静まった頃静かに書いて
きみもやっぱり静かに読む

見知らぬきみ
またここで落ち合おう

きみの空いてる時間にね






『そんな横顔』

獣のような 大声で
どこかで 叫んだケダモノ
気高さを保ったまま
毛玉を嫌う ケダモノ
そんな生き物が いるのだろうか

僕らは 
不思議な生き物を見るような目で
不思議な生き物を眺めるんだ

1000年前から生きてるみたいに
落ち着いて 慌てない
何でも知ってるような
そんな横顔で
質問には 答えることもない

それでも 僕らは
昨日生まれた ばかりのような
そんな横顔 してたんだから
不思議な生き物 眺めるような
そんな横顔 してたんだから






『片隅』

ノートの片隅に
詩を書いている
誰に見せる
あてもない

頭の片隅に
詩を留めている
未だ現れる
気配はない

カフェの片隅で
詩を書いている
誰に会う
約束もない

世界の片隅で
詩と向き合っている
そうしていると
寂しくもない






『できそこない道』

完成することのない
できそこない道を
僕は歩いている

進んでいるのか
戻っているのか
それさえわからない

それでもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている

つまずくことばかり
挫けることばかり
たどりつくこともない

どこにもかえれない
できそこない道を
僕は歩いている






『なきうた』

理由もなく
泣きたくなるのです

二月が終わる頃になると
遥かなる距離を越えて
オレンジの光が
届いたのを知った時

理由もなく
泣きたくなるのです

小さな息吹が
青白い風の中に
溶け込む匂いを知った時

私は生まれるよりも
遥か前のことを
思い出しながら

理由もなく涙を流し
歌わねばならない
という理由において
歌うのです

遠い過去の人である
私の声が
あなたの元へ届く日を
想像したりしながら
























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