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2007-01-07 Sun 11:13
人形の笑い声から逃げるように、歩いた。
気がつけば今日もまた夜が訪れている。 たどり着いた温泉旅館で、一休みしよう。 女将は人間らしく、お婆さんと猫はとても安心した。 温かい湯の中に、冷え切った体をゆっくりと浮かべた。 猫とおばあさんは家族水入らずで…… 涼しげな顔で 雪だるまみたいに 浮かんでいたね 白い顔で たまごみたいに丸く 浮かんでいたね ほんとは ずっと耐えていたの あなたは黙ってじっと 芯は強そうに見えるけど 外からは決してそれは 見えないものなのに 開始の合図があって 終わりの時は 決まっていないように 僕らはあえて 柔らかい体で 完成しないまま 僕らはみんな 届かない心を 内に秘めている 星のひとつのように 新しく輝きながら あなたは浮かんでいたね いつまでも、いつまでも浸かっていたい気分だった。 けれども、猫の茹で上がりそうな顔を見てお婆さんは考えを変えた。 部屋に戻ると、猫は白い布団に酩酊しながら行き着いた。 少しお酒を飲みすぎてしまったのか、もう半分夢の中にいるようだ。 夢の中で誰かとしゃべっているように、時々寝言をはく。 その横顔は、夢見る温泉たまごのようにぷっくりと膨らんでいた。 きっと楽しい夢なのだ。 |
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| 猫と婆とそんな横顔 |
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