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2006-10-20 Fri 17:51
パラパラとめくってはまたおばあさんは爆笑している。
猫は本棚の上から見下ろすとこっそりと本の中を盗み見た。 なにやらそれは懐かしげな楽しげな本のようだった。 「やっぱりこんなこともあるから日記はつけておくもんだね…」 おばあさんは本を閉じると、自分の日記帳を開いた。 続けることは難しい ひび割れる腹筋を 日に沈んだ夜勤を 始めることは偶然か 自分の意志か 払い続けることは難しい 先の見えないローンを 果てしない憂鬱を 続けることは必然か 自分の意志か 叫び続けることは難しい 入口に残された子犬のように 出口を見失った迷路の真中で 続けることは目的か 自分の意志か いき続けることは難しい 憎しみの連なる道の上を 馴染みのない街の空気を 続けることは本能か 自分の意志か 書き続けることは難しい 躍起になって 日付に沿って 自分の目で 見てきたことを そのままに 自分の身に 起きたことを ありのままに 一場面も逃さずに 一日として欠かさずに 言葉を 選び 並べ 連ねる 続けることは何故か 自分の意志 今日は朝から『小学生日記』を読んでいました。 私も毎日欠かさず日記を欠かさず続けて書けるように書いていきたいです。 おばあさんは、新たな決意を日記に記しペンを置いた。 その横顔は、一瞬小学三年生に戻ったように無邪気だった。 |
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| 猫と婆とそんな横顔 |
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