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2006-06-04 Sun 19:41
散乱した段ボール箱の中には、大切な品々や想い出の宝物や捨てられないガラクタたちがぎっしりと詰め込まれていた。
「この手紙はあの人からのラブレター、この手紙はある人からのファンレター… 天国までも持っていかなければ…」 おばあさんは、天国に引っ越す時の準備でもしているのだろうか? 猫の空想の中の天国が、華々しい花たちを歌わせて躍らせて眠らせていった。 猫はとても幸福そうに、花を見つめていた。 その横顔は、空っぽの弁当箱のように光っていた。 カラカラに干からびて 空になれば私は終わり 空になれば役目は終わり 容赦なく踏み潰される 私は邪魔者だから 薄っぺらにつぶされる カラカラと音立てて 空であれば私は始まり 空であるから役目の始まり 容赦なく詰め込まれる 私は運び屋だから 溢れるほどに詰められる たわわに実る時の青さに誘われて 私は満たされて積み上げられる 6月の夜を支配する緩い風の中で 月を見上げ身の振り方を考える チワワに積もる雪の白さに惑わされて 私は切々と伝わるほど積み重ねられる 私は人から人に街から街に 運ばれて投げられて届けられる それからまた私は 空っぽになるんだ |
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| 猫と婆とそんな横顔 |
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