心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
果てしない行列
2006-04-13 Thu 08:21
果てしなく続く行列は、あたかも復讐の連鎖のように地球を取り巻いているかのように思われた。
その逃れられない鎖のような行列の中で、猫もまたおばあさんの持つ鞄の中にひっそりと雛のように隠れ潜んでいた。
もう間もなく、新装オープンのこの巨大なびっくり箱は、人々の溢れる欲望を呑み込んだ戦場と化すのだ。
今日はいったいどんな掘り出し物が見つかるのだろうか?
猫は、鞄の口から少し顔を出して息をついた。
その横顔は、うそを並べた文集の一文字のようだった。

地平線の上にできた
行列のように果てしがない
それでもあなたは
並ぶのでしょう
求めるものが
人と同じならば
誰かの愛に乗っかるように
想いが想いに続くように
また人の列が
今日も続いていく

生命線の下にできた
行列のようにやるせない
死んでもあなたは
並ぶのでしょう
過ぎ行くものが
人であるなら
誰かの恋に乗っかるように
願いが願いを呼ぶように
また人の列が
明日へと続いていく

道はまた
血でつながって
過去は空の彼方から
虹を越えて未来へ進み
物語は
人の手に乗って
数珠つなぎの言葉のように
謎を持って流れ行く

また人の後に
人の道が
続いていく

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