心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
二色の虹
2006-02-21 Tue 16:19
その虹には何かが欠けていた。
猫は、虹の上で番犬がするように小首をかしげてみた。
自然の作り出す優しさか、あるいは虹らしい色使いが欠けいるのか…
きっと空の画家が、まだ風邪をひいているんだろう。
猫は、川に浮かぶ虹を眺める漁師のような横顔で、
自分を納得させると、また歩き出した。


たった2色の虹の街
白と黒の寂しい街
積めない積み木を
積み上げて
ひらがなだけを
積み上げてできた
風通しのよい
この家で
ぼくらは今
寒さをしのいでいる

たった2色の虹の街
君とぼくの寂しい街
読めない漢字を
投げ捨てて
ひらがなだけを
積み上げてできた
風通しのよい
優しい
紙の家
ぼくらは今
寒さをしのいでいる
今はこうしていよう
明日は
もっと色がつくよ

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