心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
猫の認印
2006-02-16 Thu 22:24
無実の罪という長いコートを着せられた旅人のような横顔で、
猫は真夜中の文房具屋の中で目を光らせていた。
その目はまるで猫の目のようだった。


屋台の文房具屋で
心の認印 買いました
この小さな 文房具で
すべてが 巧くいく
私が私と認められる

古代の文房具屋で
心の認印 買いました
現代まで生き延びた
文字を記した 小道具で
何かが 変わってゆく
少しずつ 少しずつ
私が私と認められてゆく

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真実目覚まし時計
2006-02-16 Thu 07:54
恩知らずな鶴のような横顔で、
猫は雪の枕に頭をのせて眠っていた。
夜明けのモグラが真実を掘下げているような目覚まし時計の音が、
午前7時を告げた。
猫は、ゆっくりと真実の中に目を覚まし始めた。

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