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2006-01-26 Thu 08:29
キッカーはワインの海で暮らすソムリエのような横顔で、猫を拾うようにそっとボールを置いた。
男の前には5枚の壁が立ち塞がる。それは人間の壁だった。 彼は、2、3歩の助走をつけると勢いよく左足を振り抜いた。 魔法がかかったボールは三丁目の角を越えていき、帽子をかぶった泥棒を一人捕まえた後、7丁目の朝日にぶつかると、帽子をかぶって戻ってきた。 そして再び5枚の壁の上を越えていく途中、帽子だけは落とし、壁の一人の頭に納まった。 ボールは急激に曲がり落ち、ゴールの右サイドネットに突き刺さった。 その間、キーパーは一歩も動けなかった。 キッカーは喜びのあまり空に向かって、拳を突き上げた。 空は馬鹿みたいに晴れ、彼は空よりも馬鹿になりたい気分だった。 翼がなくても飛べそうなほど、空がきれいだった。 |
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| 猫と婆とそんな横顔 |
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