雨のち疑惑のパスポート
2006-01-13 Fri 21:12
魔術師はどこからともなく、山の麓で犬と戯れるように、
森の手下の子犬と戯れながら、あくびをしながらやってきた。
そんな魔術師が空を魔法で包み込み、言葉を呪文で包み込めば、
すると、子犬の好奇心が老犬の懐疑心に変わった。
「雨に打たれながら疑惑を晴らすほど簡単じゃないんだ」
魔術師は疑いの歌を歌いながら、犬に連れられて帰っていった。
逃げ場もない逃げ道を
緩やかに転げ落ちていく
国籍不明の人形に
ピエロの手渡すパスポート
あなたを人間に映すだろう
落ち葉もない坂道を
緩やかに急カーブして
壊れかけの人形に
砂場で拾ったパスポート
あなたの姿を明かすだろう

別窓 | そんな魔術師 | コメント:0 | トラックバック:0 |
招き猫の招待状
2006-01-13 Fri 12:55
「君たちに教えることは何もない!!
 もはや私は教師でさえない」
自分の耳をも疑う言葉だった。
いったい目の前に立っている者は何者なのだろう?
55時間目のチャイムが静かに鳴った。
振り返った招き猫の鳴き声のようだった。

別窓 | そんな学校 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| 猫と婆とそんな横顔 |