心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
日曜の呪文
2006-01-12 Thu 21:20
魔術師はどこからともなく、どこかその辺からやってきた。
その辺の風と、その辺の歌を歌いながら、
豚の焼き鳥と鳥の豚カツでお腹を満たしながら、陽気にやってきた。
そんな魔術師が何を思ったか何かを思いながら、
不思議な呪文を唱えるように、本当に不思議な呪文を本気に唱えると、
歩行者天国が競争者地獄に変わった。
けれども、それ以上のことは何も起こらなかった。
「昨日の日曜日に戻るほど簡単じゃないんだ」
夜のかけらに押されながら、ぶつかりながら、魔術師は、
勝者のいないレースのゴールを目指して、走り出していった。

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さよならから始まるゲーム
2006-01-12 Thu 11:00
それはサヨナラゲームから始まるゲームのようだった。
「皆さんさようなら」
「気をつけてお帰りください」
「さようなら。会心の勝利でした。寒いから気をつけて」

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