心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
光の影絵
2006-01-11 Wed 19:01
魔術師はどこからともなく、月の創造する影の中からやってきた。
魔術師は、大鉈をおろしもう今日はこのへんにしとこうかとお百姓さんが、
両手を上げて提案するみたいに手を広げ、魔法めいた呪文を唱えた。
「青空・眠り空・煙空・煙る街角・・・」
すると、野良犬の紙芝居が瑠璃色猫の影絵に変わった。
瑠璃色猫の造りだす、狐、渡り鳥、クジラ、幸福、猫・・・・
月の演奏の下で、猫の造り出す影絵が朝が影を飲み込むまで続いていた。
魔術師は不思議な影絵を、人生の目的を忘れて見つめていた。
かけがえのない家庭を見るように、影が意外に少ない影絵を見ていた。
狐、伝書鳩、古時計、光のクジラ、並木道、孤独、幸福餅、猫・・・・
別窓 | そんな魔術師 | コメント:0 | トラックバック:0 |
地球は繰り返し回る
2006-01-11 Wed 17:30
「繰り返しになるが」
先生が繰り返した。
木登り専門学校の先生はみんな猿だった。
毎日の繰り返しだけが木登りを上達させるのだという。
72時間目のチャイムが静かに鳴った。
瑠璃色猫の鳴き声のようだった。

別窓 | そんな学校 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| 猫と婆とそんな横顔 |