心 の 隙 間 か ら 出 て お い で
音楽的気分
2005-12-21 Wed 21:28
紙くずの勇者は、夜のかけらにつまずきながら森の中から出てくると、
いきなり鈍器なようなもので殴られたような衝撃を覚えた。
けれども、彼が殴られたのは打楽器だったのだ。
痛く、それにもまして音楽的な気分になった。
そして彼は、歌っていた。誰にも教えてもらってない歌を。
・・・・・
殴り書きの激しい雨が
殴り書きのうれしい靴を履いて
殴り書きの楽しい歌を歌った
殴り書きの慎ましい風の中で
殴り書きの優しい冬が
私の心の中にやってきた
小さな夜が大きな空に向かって
また殴り書きしてる
伝えたいメッセージ
すべては風にかき消されて
・・・・・
彼は、そのような歌を、朝が自分を取り戻すまでの間繰り返し歌っていた。
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